Sour loser

2007年10月12日 時事ニュース
オーストラリア人の友人が「Daily Yomiuri」かなんかの英字紙で「スポーツで負けて涙を流す日本人」の論説を読んだそうだ。

オレは読んでないけど、レスリングの「気合だぁ!」の親子のことが取り上げられてたらしい。

そして、あいかわらず、オレに率直な疑問をぶつけてきた。

―なぜ、日本人はスポーツで負けたとき、泣いたり言い訳したりするの?

普通、そういうもんじゃねぇの?

と適当に答えると。

オーストラリア人は、そんなことない。
負けて、しかめっ面や泣いたりする人は「Sour loser 」と言われ、嫌悪される。という。

スポーツは、「勝ち」と「負け」の2つしかないんだから、勝つ方があれば、一方は必ず負けだ。
だから、負けたことに「ひけめ」を感じて、泣いたり言い訳したりするのはおかしい。という。

なるほど。と思った。

勝ちと負けに大きな差異はない。たまたま勝負の結果としてそうなっただけ。
たかだかスポーツの結果だよ。
なんというか、フラットな考えを持つオージー。

日本人は、勝ちと負けには雲泥の差をつける。
とかく、負け組だ、勝ち組だと「格差」をつけたがる。

だから敗者には、風当たりが強い。
泣いたり、言い訳をしたりしなければならない。
たかが、スポーツの結果であってもだ。

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